~間奏~
初めてだったかもしれない。
あんな風に、誰かに必要とされたのは…。
ちょっぴり、自分で自分を褒めてあげたくなる。
偉かったね、頑張ったね。
って、だって今の私にはそんな風に褒めてくれる人は、いない。
でも、そんな事をくよくよ考えていてもしかたないもの。
落ち込んでいるだけ、損な気がする。
もしかしたら、あの子が私の事を励ましてくれるかも?
とか、考えるととっても嬉しかったりする。
泣いていたあの子には悪いけどさ。
何がそうだって…あの子が、泣いているのがじゃないよ?
あのこが、私を頼ってきてくれた事嬉しかった。
それに、謝る事も出来た。
とても、嬉しかった。
なんだか、舞散る花弁とかが、ちょっぴりファンタジックで…すごく少女マンガみたいだった。
そう考えると、ちょっと誇らしげになる。
どうだ、この野郎。
全国の恋する乙女諸君よ、うらやましいと思わないかね?なんて…。
あぁ、でも残念だな…そのうち、桜がもっと散ってしまうかも…。
とても、嬉しかった。
今日会った出来事がとても嬉しかったのだよ。
私は、桜の花はいつもきれいだと思ったけれども、今日は一層綺麗に見えた。
ずっと、一人で見てきた、桜の木、花が散り、茂り、枯れ、ふくらみ、そしてまた花をつけた。
桜をずっとみてきたのに、今日の桜はいつもと違うように見えていた。
桜が枯れてしまう季節なんて、こなければいいのに…。
だって、こんなに綺麗に咲いているのに…もったいないじゃない……。