桜色交響曲7

 

~間奏~
初めてだったかもしれない。

あんな風に、誰かに必要とされたのは…。

ちょっぴり、自分で自分を褒めてあげたくなる。

偉かったね、頑張ったね。

って、だって今の私にはそんな風に褒めてくれる人は、いない。

でも、そんな事をくよくよ考えていてもしかたないもの。

落ち込んでいるだけ、損な気がする。

もしかしたら、あの子が私の事を励ましてくれるかも?
とか、考えるととっても嬉しかったりする。
 
泣いていたあの子には悪いけどさ。

何がそうだって…あの子が、泣いているのがじゃないよ?
あのこが、私を頼ってきてくれた事嬉しかった。

それに、謝る事も出来た。

とても、嬉しかった。
 

なんだか、舞散る花弁とかが、ちょっぴりファンタジックで…すごく少女マンガみたいだった。

そう考えると、ちょっと誇らしげになる。

どうだ、この野郎。

全国の恋する乙女諸君よ、うらやましいと思わないかね?なんて…。

あぁ、でも残念だな…そのうち、桜がもっと散ってしまうかも…。

 


とても、嬉しかった。

今日会った出来事がとても嬉しかったのだよ。

私は、桜の花はいつもきれいだと思ったけれども、今日は一層綺麗に見えた。

ずっと、一人で見てきた、桜の木、花が散り、茂り、枯れ、ふくらみ、そしてまた花をつけた。

桜をずっとみてきたのに、今日の桜はいつもと違うように見えていた。

  

 
 

桜が枯れてしまう季節なんて、こなければいいのに…。

だって、こんなに綺麗に咲いているのに…もったいないじゃない……


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